僕の名前は”空（そら）”

僕の事をパパとママは仙台のペットショップで見つけてくれた。

ガラスケースに入っていた他のコ達はみんな普通のダックスだったんだって。

　　　　･･･じゃあ、僕は普通じゃなかったのぉ？

僕は脚がうんと太くって、ダックスなのにほかのコよりう〜んと胴が短かったらしい。

やっぱり珍獣好きのママがホワイトテリアの女の子を泣く泣く諦めて僕を選んでくれた。

女の子が欲しかったから、名前は”ＬＵＮＡ”にしようってお店に来る前から決めてたらしいけど･･･僕は男の子だ！

　　　　･･･ＬＵＮＡなんていやぁ〜〜っグスン(ρωT)


パパはロマンチストで自分の子供には本気で星空ちゃんって名前をつけようと今でも思っているらしい。

そんなパパは僕を”空”って名前にしてくれた。　ありがとう、パパ♪

僕はさ、普通のダックスじゃできないことを求められていると思うんだ。

それでさ、ちょっと他のコとはちがうぞぉってところをママに見せてあげた。

　　　･･･その１　　　しなを作ったヘソテン！

　　　･･･その２　　　ウインク！

単純なママは大喜びさ　　(￣へ￣)どんなもんだいっ！

あるとき、台所に美味しそうな紙袋が落ちていた。

ママはそれに気づいていない。

僕はそいつをくわえてお部屋の隅に隠そうとしたんだ。

だって、あんまり大きな袋だったから、その場では食べきれないと思って。

そうしたら僕の牙が袋に刺さって中から白いこなこながわんさとあふれてきた。

　　　　･･･いけない！　早く隠さなくっちゃ！

一生懸命袋を引きずって隅に隠そうとしたのだけど、あせればあせるほど”こなこなはあふれてくる。

　　　　･･･あああ、どうしよう！”　　僕、こなこな星人になっちゃったΣ(´Д｀;)　うわ〜！

ママごめんね。お部屋中が小麦粉で真っ白くなっちゃって、お掃除大変だったねm(_ _)m